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荒尾(あらお)教室のミニ発表会をお届けしますが、その前に少しだけ荒尾市について紹介させていただきます。
荒尾市は熊本県の西北端に位置し、北は福岡県大牟田市に隣接します。東には小岱山(しょうだいさん)がそびえ、西には干潟で有名な有明海が広がる風光明媚なところです。荒尾教室は有明海にほど近い荒尾市の施設「働く女性の家」(通称、エポック・荒尾)の2階でレッスンをしています。
エポック・荒尾から車で約5分(2km)のところに荒尾干潟水鳥・湿地センターがあり、そこにはラムサール条約湿地に登録された荒尾干潟(約1,656ha)が広がっています。単一の干潟としては国内有数の広さだそうです。
生物多様性保全の観点からみると、人間を含めたすべての生き物はそれぞれに個性があり、直接に、間接に支え合って生きています。荒尾干潟はそうした生物の営みを身近に感じるところとして、そして生きるとは何かという根源的な問題を考える上からも今後益々重要な役割を担っていくのではないでしょうか。(注1)
日常の喧騒から離れてゆっくりと荒尾干潟(🦆🐚)を眺めるのもいいものですよ。もし行かれたことがない方は、子供さんやお孫さん👦🏻を連れて是非行かれることをお勧めしま~す。
荒尾教室はクロマティックハーモニカ道場・一美塾の開設第一号で、非常に感慨深いものがあります。平成24年(2012年)3月頃、荒尾市中央公民館からハーモニカの講座を開いてもらえないかという依頼があり、この年の6月にクロマティックハーモニカ入門講座(半年間)をスタートしたのでした。そして講座終了後は自主サークルとして継続していましたが、その後お隣のエポック・荒尾に教室を移しました。
竹山さんが琵琶湖周航の歌を演奏されたので、2009年8月に開催された和谷泰扶先生のハーモニカ・サマーセミナーに参加したときに撮った琵琶湖の写真を掲載しています。サマーセミナーには2004、2005,2007,2009年の4回参加しました。写真と荒尾教室とは直接関係はありませんが、このサマーセミナーは私のその後のハーモニカ人生に大きな影響を与えました。そして余談ですが、琵琶湖は日本で最後の大会となったトライアスロン大会アイアンマンジャパンin琵琶湖(1997年)に出場した思い出の地であり、また西日本ハーモニカコンテストのデュオ部門で第1位(2006年)を取ったのが滋賀県立芸術劇場・琵琶湖ホールでした。サマーセミナーの会場・のぞみ荘(滋賀県母子福祉施設)と琵琶湖ホールは500mほどしか離れていません。
2004年のサマーセミナーでは念願だったタンブロック奏法を竹内直子先生(プロのクラシックハーモニカ奏者。ドイツのトロッシンゲン在住)に教えていただきました。アイアンマンジャパンin琵琶湖の大会は、前日からの台風の余波で最初のスイムが中止となるなど波乱の大会でした。これについては今年出版を予定している「Step by Step Chromatic Harmonica」(教則本)で詳しく述べたいと思います。堅苦しい話ばかりでは飽きると思いますので、トライアスロンの話も少し取り入れる予定です。アイアンマン中島が登場しますので、乞うご期待!!
私(中島)の以前の職場は福岡県庁でした。在職中に通算で約5年間、野生鳥獣保護の仕事に携わりました。保護の仕事というと何かほのぼのとしたイメージがありますが、現実はそうではありません。狩猟免許試験の実施、狩猟免許取得者に対する免許更新時の講習、鳥獣保護区の指定や更新、有害鳥獣捕獲に関する仕事もありました。
有害鳥獣という言葉を聞かれたことがあると思います。農産物を荒らすから有害鳥獣、アパートのベランダで鳩がフンをするから有害鳥獣、カラスがゴミをあさったり収穫直前の果実を食べたから有害鳥獣、ゴルフ場のコースにイノシシが現れて人を襲ったから有害鳥獣といった具合です。
しかし冷静に考えると、これらの原因のほとんどは人間側にあることが分かります。量販店でネットを買いベランダに張れば問題は解決します。ネットは2~3千円ほどです。野生鳥獣は生きていくために自然にあるものをただ食べているだけです。イノシシからすると、たまたま迷ってゴルフ場のコースに入ったら人間がいて、殺されると思いパニックになり体当たりしただけの話です。ゴルフコースに入れないように、経営者がコースを作るときに強固な防護柵をしていたらこんな問題は起きないはずです。ゴルフ場の経営者に原因があることを、さもイノシシに原因があるかのように問題をすり替えています。
そもそもゴルフ場を作るときに、その周囲にイノシシは生息しているのか、生息しているなら危険防止のための防護柵を張るのにいくらの費用がかかるのか、これらを含む支出とゴルフ場の収入とを勘案してはたして経営が成り立つのかということを最初に考えておくべきですが、ややもすればこれらの経費に目をそらしている場合があるのではないでしょうか。このような安易な経営感覚こそ問われるべきだと思います。
しかし、今の日本では、一部の人間側の論理が優先して、野生鳥獣が肩身の狭い思いをしているというのが現状です。このブログでは今後、これらの問題を取り上げていきたいと思っています。皆さんもこれを契機に野生鳥獣との関わり方を考えていただければ幸いです。